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前回は尺寸についてでしたが
「竹尺なんて持ってないわいっ!!」
…と、思われた方も多いはず。
いえいえ、持ってますよ?
まず手をご覧下さい。
人差し指を第二関節から曲げて、コの字にします。
その第一関節から第二関節の長さ=約一寸です。
(個人差もありますが。)
次に人差し指の第二関節から指の付け根のごつごつした骨の部分(中手骨頭 チュウ
シュコツトウというみたいですよ!)までの長さ。
はい、これが約二寸です。
今度は親指と人差し指を直角にして、L字の二等辺三角形をつくってみましょう。
できましたか?
親指の先から人差し指の先を結んだ長さが約五寸となります。
そのまま二等辺三角形を想像しつつ、
親指側の短辺が約三寸。
人差し指側の長辺が約四寸です。
いかがですか?
尺寸は人の体が基準となっているんですね。
以上、尺寸の小ネタでした。
明日から使えそうですね!
はい、こんにちは!
「いきなり夏か!?」と思わせる暑さが続きましたね。
今年も例年通り異常気象のようです。
さて、今回のブログ内容は表具師が普段使っている道具について…ツラツラと書いていこうかと思います。
これ↓ なんでしょうかね?
一度くらい目にしたことはあるかもしれません。
「竹尺(たけしゃく・たけじゃく)」といいます。
表具師が寸法を測る時に使用します。
読んで字の如く、竹製の物差しです。
数字が記入されていません。
右から、左から、途中からでも測れます!
単位は、小さい方から
厘(リン) → 分(ブ) → 寸(スン) → 尺(シャク)となります。
五厘 〈 一分 〈 一分五厘 〈 二分 〈 二分五厘 〈 三分 …
黒丸が五分。五分の倍が一寸。
赤丸が五寸。五寸の倍が一尺。
写真の竹尺は一尺差しですが、三尺差しや六尺差しなんかもあります。
次に尺寸をcmに換算してみましょう。
五厘は約1.5?。
一分は約3?。。
一寸は約3cm。
一尺は約30・3cmです。
長く尺寸を使っていると、日常生活でセンチの感覚が鈍くなってきます。
「4cm間隔で…」 (?。あぁ、一寸三分ね。)
「50cm幅の…」 (えーと、、一尺六寸五分ぐらいか。)
これ、表具師あるある!だと思うのですが、どうでしょう?
こんな感じになってくると、もう、あれですね…
『尺寸の世界へようこそ!!』
もう少し尺寸の話続きます。